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超低温機器とは

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超低温機器とは

温度マイナス50度(-50℃)以下の液化ガスを安全に貯蔵して取扱う貯槽(Cold Evaporator:CE)、タンクローリに装備される超低温容器、可搬式超低温容器(LGC)、蒸発器、及びその他の関連機器をいいます。

貯槽(Cold Evaporator:CE)
貯槽(Cold Evaporator:CE)とは
超低温液化ガスを安全に貯蔵し、加圧蒸発器で一定の圧力を維持しながら自圧で送液し、送ガス蒸発器で気化させて、あるいは、液状のまま消費系統へ供給する設備です。
貯槽は、内槽と外槽からなる二重殻構造となっており、内槽には超低温においても脆性を起こさない十分な強度と靭性を有するオーステナイト系ステンレス鋼板を、外槽には一般構造用圧延鋼板を使用しています。
内槽と外槽の空間には熱伝導の小さい断熱材(パーライト等)を充填し、かつその空間を真空に排気して、熱の浸入を抑えています。
また、内槽と外槽は熱伝導の小さい支持構造物により固定され、熱浸入を最小限に抑え、高度の断熱性能を維持するように設計、製作されています。
内槽と外槽の間には、断熱材とともに内部配管が設置されており、外槽の外面下部に取り付けられた操作配管に接続されています。
可搬式超低温容器(LGC)
可搬式超低温容器(LGC)とは

超低温液化ガスの蒸発量を極少とするため特殊高真空断熱が施され、液化酸素、液化窒素、液化アルゴン等を液体で貯蔵し、内蔵した保圧コイルにて常用の圧力に保ち、別置の蒸発器により気化したガスを所定の圧力、流量で連続的または、間欠的に自動供給できる容器です。

タンクローリ
タンクローリとは

超低温容器、加圧蒸発器、ポンプ等を装備した車輌で、超低温液化ガスを安定した状態で安全、かつ経済的に輸送し、貯槽に液化ガスを供給する設備です。

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